こんにちは。
蝉はどこへ?鈴虫、まだ早い。
すっかり秋なんて、認めたくない麴町店の宇都宮です。
さて、麴町店ではないのですが、「薬膳アドバイザー」という資格取得に向けての講座が、
7月から全3回、板橋にて開かれました。
中医学の基礎とその基礎に則って、食材はどう選び、どう献立を考えるかを学んできました。
昨日は、講座の最終日でした。
皆さん、耳慣れない言葉や初めて触れる理論・概念、やたらと画数の多い漢字と格闘し、
再来週の試験に向けてさらに勉強中です。
では、薬膳アドバイザーになると何ができるのか?
中医学の理論に則った簡単な薬膳レシピを作れるようになるのです。
と言っても、この講座は座学のみで実習はないので、実際に料理をして美味しいご飯を作るということに関しては各自の努力に任されているのですが。
そして、中医学の理論に則った美味しい食事が作れるようになると、何がよいのか?
各個人の体質・状態を様々な理論からみて、その時その人に最適と思われる食事を作ることができるのです。
例えば、ここのところ元気がない・食欲がない・よく眠れないとか、病院に行くまでもないちょっとした不調や、季節に合わせてご飯を作ることができます。
これの何が素晴らしいか?
ちょっとした体調不良から、本格的にひどくなること防ぐ助けにもなりますし、季節を感じることもできます。
副産物として、献立に悩むことが少なくなるのです。
「あー、今日何にしよっかなー。全く、なんでもいいとか言わないでよねー。肉は昨日食べたし、魚?魚でも何?
あ、太刀魚。うーん、ちょっと高いけど美味しそうだなー。他のおかずは? あーー、もういやぁ。献立考えるのめんどくさーーい。」
が、
「今日はちょっと元気なかったな、なんか食欲もあんまりなさそうだし。じゃ、脾胃の帰経のもの、補気をメインにするか。お、太刀魚。ちょっと高いけど美味しそう。さっぱり塩焼きか、韓国風に煮つけるか。帰ってきた時の感じで決めようかな。
他にはと、山芋と鶏肉さっと煮て、小松菜のお浸しと玉ねぎ・キャベツ・人参の味噌汁と、まだシラスがあったな。シラスときゅうりの酢の物でもしようかな。あー、太刀魚は塩焼きかな。」
という感じで、献立つくりのとっかかりになるのです。
これは便利です。
本当にオススメの学びなのです。
次回は、10月開講です。
http://holiken.net/?pid=62566251
冬の薬膳に間に合いますね。風邪やインフルエンザ、アンチエイジング対策ができますよ~。