【肩もみ館】横向きの施術の良さ その3


前回は、うつ伏せの姿勢でマッサージをする理由を説明しましたが、

では、横向きの姿勢でやる施術にはどんなメリットがあるのでしょう?

まず、大前提として「体は立体的」に出来ています。
そのため前面、後面だけではなく側面もあります。
いわゆる、厚みの部分「まち(襠)」ですね。
この側面の部分もしっかりとほぐして、初めて体が万遍なくほぐれます。

この体の側面にある筋肉をほぐすには、横向きの姿勢が一番やりやすいのです。

もちろん、うつ伏せの姿勢で押す事も出来ますが、

例えば、首の例をあげると

うつ伏せで首の側面を押す場合、頭が固定されていないのに横からグイグイ押すような感じになります。
こうすると頭がズレないように首に力が入ってしまいます。
首に力が入っている状態でグイグイ押されると“痛い”だけで、あまりほぐれません。
(個人的には、この押し方で首を押させるのはすごく苦手です。)
横向きの姿勢でやると、枕が頭の支えになってくれるので安定した状態です。
そのため押されても力が入るような事はありません。
リラックスして受けられます。

さらには、施術をする側も楽に出来るので、力を入れて雑にやるのではなく
より繊細に首をほぐすことが出来ます。

特に首は、神経や血管がたくさん通っており、繊細な筋肉がたくさんあるので
横向きでの首への施術はとても効果的なのです。

初めて横向きで首をほぐされたというお客様は、口々に
「こんなにしっかり首をほぐしてもらったのは初めてです。」
とおっしゃっています。

つづく

肩もみ館スーパーバイザー 伊賀