【肩もみ館】横向きの施術の良さ その4


首以外にも横向きの施術が効果的な部分は、たくさんあります。

例えば、お尻(臀部)です。

お尻の横側の部分は、体の姿勢を安定させるのに使う筋肉です。
この筋肉が上手く働かない人は、体を真っ直ぐに支えられないので、片足立ちをすると右や左に倒れてしまいます。

横に傾きながら歩いている人を見た事はありませんか?
歩く動きは、分解すると片足立ちの連続になるので、片足立ちが不安定だと、一歩踏み出す度に体が傾いてしまうのです。
逆に言うと、真っ直ぐの姿勢で歩いたり、座ったりしている人は、意識せずにこの部分を常に使っているのです。
走るなど、意識的に脚を使って、疲れるのとはまた違う感じで疲れがたまります。
知らず知らずにたまってくるので、押されて初めて疲れがたまっている事に気づく方も多くいらっしゃいます。

このお尻の横側の部分も横向きの姿勢になると、垂直に押せるので、より楽にしっかりとほぐせます。
うつ伏せで押されるよりも数倍効く感じがあると思います。

他にも脚の内側や外側もそうです。

最近では、一般の方でも良く知っているO脚やX脚。
脚の内側と外側のバランスの悪さが目立ちます。
肩や腰などと違って、辛さや痛みを感じずらい部分ですが、みなさんかなり疲れを溜めこんでいます。
特に内腿の付け根の部分などは、大きい動脈や静脈、リンパなどがたくさん通っている部分なので、冷えの解消や血流改善のために
しっかりと筋肉をゆるめて流れを良くしたい部分です。
横向きの姿勢で、垂直に押してもらうとかなり効きます。

さらには、脛の内側の筋肉なども、足首の動きに関係する筋肉なので、固まっていると下半身が疲れやすくなります。
うつ伏せで押す時は、脚を曲げたり、捻ったりと工夫をしないと上手く押せない部分ですが、横向きになると楽に押せるのです。
ただ、しっかり押せる分、みなさん初めて受けるような刺激にビックリされるのですが・・・(^^;)

つづく

肩もみ館スーパーバイザー 伊賀