【僧帽筋】trapezius
背中の一番表面にある大きな筋肉で、首の付け根から胸と腰の境目まで伸びています。
さらに両肩の先まで伸びている様が、僧侶の被る帽子ににてるから「僧帽」という名前がついたようですが、
日本の僧侶ではなく、どちらかというと西洋のキリスト教などの修道士がかぶるフードに似ているからと
いうことのようです。心臓にある僧帽弁という弁もカトリックの司教冠に似ているから「僧帽」とついている
らしいので、名前を付けた人達は、西洋文化の方がなじみにある人達だったのかもしれませんね。
さて、その僧帽筋。
簡単にいうと肩甲骨を安定させてくれる筋肉です。
肩甲骨が下に下がるのを防ぐ役目を担っています。
つまり、肩が上がっている=僧帽筋が緊張している
という状態になります。
パソコン仕事や書き仕事をしていると、ついつい肩を上げてしまいます。
長時間その状態が続くと、僧帽筋が張ってきます。
これが一番簡単な肩こりのメカニズムです。
デスクワークをしていて肩が凝ったなと感じたら、
肩甲骨を解放してあげるようなイメージで下におろしてあげてください。
そうすると少し楽になってきます。
肩甲骨がまったく動かない!
という方は、しっかりとほぐした方がいいですね。