【前斜角筋】scalenus anterior
【中斜角筋】scalenus medius
【後斜角筋】scalenus posterior
斜角筋群と呼ばれる、首の側面の筋肉。
この筋肉の下を腕神経叢と呼ばれる腕へと伸びる神経が通っているため、筋緊張が酷くなったり、慢性的になると胸郭出口症候群、または、他の原因と区別して斜角筋症候群と呼ばれる腕のしびれがおきてしまう場合があります。
3つの筋肉は、少しづつ付着部や走行が違っていて、
前斜角筋は、頸椎の第3~6から第1肋骨につき
中斜角筋は、頸椎の第2~7から第1肋骨につき
後斜角筋は、頸椎の第4、5、6から第2肋骨につきます。
(※解剖学書により多少の差異があります。)
学生時代、付着部を覚えるのに
斜角筋は、361-271-4562番と電話番号のように暗記しました(笑)
少し強引な覚え方ですが、おかげさまで卒業して10年以上経ちますが、今だに忘れないですね。
筋肉の作用としては、首を前に倒したり、横に倒したりする時に使われます。
また、肋骨に付いているので肋骨を引き上げて、呼吸運動を助ける働きもあります。
鎖骨の内側に指を入れて、勢いよく鼻をすすると盛り上がる筋肉があります。
それが斜角筋ですので、探してみてください。