【胸鎖乳突筋】sternocleidomastoid
まず、何と言っても特筆すべきは、英語のスペルの長い事です。
長いです・・・・・覚えられません。(笑)
確か、筋肉名の中では一番長いと思います。
この単語が覚えられたら、他の単語なんて簡単ですね(^^;)
首の表面にある筋肉で、横を向いて首に力を入れると盛り上げがる筋肉で一番表面の触りやすい筋肉です。
ただ、首の表面にあるのですが、首の骨とは連結していなくて、鎖骨や胸骨(肋骨をつなぐ骨)から頭蓋骨の耳の後ろに付着しています。
どちらかというと首ではなく、頭を動かす筋肉です。
左右両方についているのですが、片側だけに力が入ったら頭を横に回転させます。
両側一緒に力が入ると顎が上がって頭が前にきます。(パソコンで猫背になってディスプレイを覗き込んでいる時にこうなりますね)
デスクワークを長時間する人は、大抵固くなっています。
また、頭に衝撃がくる格闘技やスポーツなどで、「首を鍛えろ」と言われた時に鍛えるのはこの筋肉です。
頭にパンチを浴びるボクシングや首を抱え込むことの多いレスリング、ガンガン相手とぶつかるラグビーやアメフトでもケガや事故を防ぐために必ず最初に鍛えさせられます。
私も高校時代ラグビーをしていたので、かなり鍛えさせられました。
おかげで、ワイシャツを買う時に首が太くて困った経験があります。(首周りに合わせると袖が長くなるのです。)
ボクシングは、某マンガの主人公が首の力で相手のパンチに耐えていますね。
あれも胸鎖乳突筋です。
殴られることのある人は鍛えましょう。(笑)
でないと首をもっていかれます・・・
とても大事な筋肉ですが、固くなっていると肩こりにつながっていきますので、
殴られる予定のない方は、普段はゆるめておきたいですね。