【棘上筋】supraspinatus
ローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる4つの筋肉の内の1つで、
腕の外転(横から腕を上げる動き)動作時に働きます。
また、腕が抜けないように安定させる働きもしていて、力を入れずに腕をだらりと垂らした時でも
常に肩関節を安定させるために緊張しています。
野球などの投球時には腕が引っ張られて肩から抜けないようにしっかりと働いて抜けないように守ってくれています。
棘上筋は、ローテーターカフの中でも一番負担が大きく損傷しやすい筋肉です。
腕を伸ばして、体の真横から斜め30°くらい前に出して、親指を床に向けた状態で手を上から押された時に痛みがある場合は要注意です。
特に野球などのボールを投げるスポーツをやっている方は気をつけてください。
損傷だけではなく、骨や靭帯の下を通っている関係上、筋肉が挟み込まれて痛みが出る場合もあり、ケガをしないように鍛えるというよりは、正しく使えるように動きを改善していきたい筋肉ですね。
(詳しくはまた後日)
加齢によって衰えやすい筋肉なので、鍛えることももちろん大事です。
五十肩の予防にもなりますよ。