【肩もみ館】肩を支える筋肉 その2


【棘下筋】infrapinatus

棘上筋同様、ローテーターカフ(回旋腱板)の1つです。
外旋運動という、肩を後ろ側に捻じる動きに作用します。
肩関節の後ろ側の安定にとても重要な筋肉です。
棘上筋の次に痛めやすい部分ですね。

この棘下筋を含む、ローテーターカフは肩の“インナーマッスル”と呼ばれています。
書いて字の如く、内側(深層)にある筋肉ですね。
  外側(表層)アウターマッスル
  内側(深層)インナーマッスル
と分けられます。

アウターマッスル=大きな動作、力を発揮するため
インナーマッスル=安定性のため

と役割を分けられます。(中には、例外でインナーマッスルでも動作のための筋肉もありますが)

アウターマッスルは、見たり、触れたり出来るので、緊張していたり固くなっているとすぐに分かりますが、
インナーマッスルは、内側にあり分かりづらい傾向になりますので、知らず知らずに疲れがたまったり、固くなったりしていたりもします。
インナーマッスル(安定筋)は、自然に体を支えるために無意識で働く事が多く、自覚が出にくいのです。

出来ればあまり自分で疲れの自覚がなくても定期的にメンテナンスしてあげたいですね。

特に手先を細かく使う仕事をされる方などは、手元を細かく使うために肩を固めてしまいます。
(肩が動いてしまうと手先もブレてしまうため)

美容師さんなどは、とても固くなっている人が多いですね。

もちろん肩こりの人は、大概固くなっている筋肉です。