【肩もみ館】 身体が楽になる手の使い方


「普段から首や肩に負担のかからないようにするための手の使い方」

こんばんわ。

神戸三宮店で勤務しています、作業療法士の石原武幸です。宜しくお願い致します。

私は、職業が作業療法士ということもあり普段は、患者様の日常生活動作の観察や細かな手での作業を取り入れたリハビリテーション業務を行っております。

そのため、私のブログでは、普段の生活で手の使い方によって起きる首元や肩の疲労・痛みの原因や解決するための方法を紹介していきたいと思います。

 

人の手の各関節にはそれぞれ役割があります。

肩は大まかな方向、肘は距離感、手首は微調整、そして実際に物などを握る・掴む・摘むなど効果を発揮する指先となっています。

人の身体はとても精巧にできており、それぞれの役割を意識しなくても円滑に動かすことが可能です。

そして、どこかがうまく機能しなくても『代わりに働く』という代替機能も備わっています。

しかし、現代社会ではこの『代わりに働く』という機能が、強く働きすぎてしまって生活や仕事をされている方が多いように感じます。

代わりに働いている関節は普段、行わなければいけない仕事をこなしながら、代わりの仕事もこなすため、とても負担がかかってしまうことは簡単に想像ができます。

特にこの代わりに働く機能が頻繁に起こりやすい関節は、やはり『肩』です。

その理由は多々ありますが、今回は割愛させて頂きます。

では、逆にうまく機能しにくい関節は、実は『手首』です。

特にデスクワークやパソコン操作など細かな手の仕事をされる方の場合、長時間、手首だけで微調整を行うことは難しいです。

そのため、うまく機能しなくなると肩が代わりに働いてしまいます。

当然、それは肩こりや痛みの原因にもなりますから、手首の機能を取り戻すことも、肩こり改善の一つといえるかもしれません。

では手首の機能を取り戻す方法です。

① 手首の掌側を診ると人によって2~3本の横線があります。2本の人は上の線を3本の人は真ん中の線を指標に握ります。

② 中心に絞るように強めに握ります。

③ その状態で手首をブラブラします。

④次に自分の力で手首を倒したり・反らしたりして動かします。

以上です。

すーっと腕の力が抜けて手首周りの血の巡りが良くなっていく感じがわかるかと思います。

片手30秒程度で両手で1分で終わるので是非試してみて下さい。

今回は手首から起こる肩こり・痛みの問題とその解決方法をお伝え致しました。